新入会員が宋研に入会して、最初に参加するのが
新入会員歓迎見学会(新歓ハイク)です。

毎年、5月後半の日曜日に先生・会員・OB参加のもと開催されます。
しかしハイキングといっても、別に山や川に行くわけではありません。
たいてい先生の発案で、一箇所は中文に関連のある場所を決めるのですが、しかしそれだけでは“堅い”ので、新歓ハイクで行く場所付近で他に見学などできる所も探します。

行った所を下記にまとめてみましたが・・・え? 十分“堅い”? ですよねぇ、私もそう思います。
だって、先生が「しかしそれだけでは“堅い”ので、~」って一文も入れろっておっしゃるんですもん。
でも、“堅い”ように思えて意外と楽しいんですよ。遠足みたいなものですし、夜は食事会もありますからね。
大学生ともなると、遠足の思い出なんて遠い昔・・・・。 しか~し、ここらで和気藹々と春の遠足へ出かけましょう!

2007年新歓ハイク行ってきました!

2007年5月、宋代文学研究会では毎年恒例の新歓ハイクが行われました。新入会員にとっては、入会してから初めての行事です。

今年は、小石川後楽園、観潮楼跡、本郷図書館鴎外記念室、根津神社、森鴎外旧居などを見学させていただきました。

小石川後楽園は、江戸時代初期、寛永六年に水戸徳川家の祖である頼房が、江戸の上屋敷の庭として造ったもので、二代藩主の光圀の代に完成した庭園です。庭園は池を中心にした「回遊式泉水庭園」となっており、随所に中国の名所の名前をつけた景観を配し、中国趣味豊かなものになっています。

木々や、池などの風景がとても美しく、そこが東京だとは思えないほど辺り一帯にゆったりとした空気が流れていました。

もちろん見学した全ての場所について感想を載せたい所なのですが、長くなってしまうので、小石川後楽園の感想のみとさせていただきます…もちろんどこも心に遺る素晴らしい場所でした!

宋代文学研究会の会員として活動していくにあたって、まず一つ目の素敵な思い出ができました。
しかし、これからも素敵な思い出は増えていくことでしょう!!!

2006年度は、鶴岡八幡宮、媽祖廟に行きました。

鶴岡八幡宮で正式参拝をした後、中華街へ行き、横浜大世界で中国茶の体験をしたり、『西遊記』のショーを見たりしました。媽祖廟では、北宋時代に実在した人間が神様となった媽祖がまつられており、自然災害や疫病、戦争、盗賊から守る神様として世界各地で信仰されているそうです。

2004年度の新歓ハイキングは、先輩方も訪れた鎌倉をお馴染みのコースで散策しました。

北鎌倉に集合し、まず行ったのが駅の前の円覚寺。
円覚寺は鎌倉五山二位のお寺であり、仏舎利、方三間重層入母屋造り日本最古の唐様建築、洪鐘、山門、仏殿、方丈などが並ぶ典型的な宋の禅寺様式が見どころです。小学生や中学生がたくさんいてにぎやかでした。

少し歩いて建長寺へ。
建長寺は宋から禅宗の高僧、蘭渓道隆(らんけいどうりゅう) (大覚禅師)を招き、日本最初の本格的禅宗道場として創建されました。
また、鎌倉五山第一位であり、関東に約500ある臨済宗建長寺派寺院の総本山です。
京都から移築された総門、銅板葺き屋根入母屋造りの三門、芝・増上寺の廟所を移築された仏殿、住職が説法される関東最大の法堂などがあります。
70畳の龍の絵が公開されるにはまだ日があり、拝見することができなくて残念でした。

鶴岡八幡宮では正式参拝をさせていただき、宝物庫を案内していただきました。
そして、社務所で各自が持参したお弁当を食べました。コンビ二弁当、駅弁、手作り弁当、韓国の太巻きなど様々でした。太巻きはとてもおいしかったです。ご馳走様でした!
大通りを通って鎌倉駅へ向かい5分たらずの江ノ電に乗りました。

そして長谷駅から高徳院へ。
大仏様は胎内拝観も可能で、圧倒される外観に比べ、少し窮屈で別な大仏様が感じられ、その上、人で混んでいる中で「ふぅん。へぇ。」の声が飛び交っていました。駅のほうへ戻りつつ、長谷寺へ。
現在のご本尊は、室町時代の天文七年(1538)に大仏師運宗らによって造立されました。我が国で最も大きな木造の仏さまで、その堂々としたお姿には全国に広がる長谷信仰の根本仏像としての威厳を十分に伺わせます。花が咲き乱れ綺麗でしたが、長谷寺からの眺めは曇っていて残念でした。

寺を参拝した後、海辺を歩きながら鎌倉駅を目指しました。そして、お食事をして無事に新歓ハイキングを終えることができました。かなりの距離を歩いたので、もうヘトヘトです。でも、楽しかったからよかったかな・・。